先輩の声(看護師・介護員)

先輩の声(看護師・介護員)

――カイセイカンパニーに勤めたきっかけは?

片見さん

看護学校を卒業してから新庄に戻り、すぐ病院に勤めたのですが、結婚と出産を機に一度クリニックに移りました。子供との時間を大切にしたいと思うと、夜勤にするのは難しいかなと思ったのが理由です。
移ったクリニックでは高齢の方と関わることが多く、もともとの希望を思い出して「やっぱり介護の方で看護師をやりたいな」と思ったのがきっかけで、今の職場で働かせていただくことになりました。

栗田さん

ハローワークの紹介です。
研修を受けながら資格もとれるということでしたので、そこに惹かれて入社を決めました。
 介護関係の資格を何も持たないまま入ったのですが、1年間の研修に仕事として通わせていただき資格を取ることができました。

――看護師を目指したのはいつごろですか?

片見さん

本格的に決めたのは高校生のときです。
もともとおばあちゃん子で、ご高齢の方と関わるのが好きだったこともあって、将来は介護福祉士になろうかなと思っていました。それで中学生のときに介護施設に職場体験に行ったのですが、その施設の看護師さんから「看護師は子供からお年寄りまで関われて楽しいよ」と聞いて看護師もいいかもなあと思いはじめました。
そして高校生のとき、姉が看護師になったことをきっかけに、私も本格的に看護師になろうと決めて福島の看護専門学校に進学しました。

――介護職を選んだ理由は何ですか?

栗田さん

祖父がまだ健在だった時ですが、自分が介護の知識や経験を身に着けておけば、将来両親が高齢になったときなど、今後に役立つと考えたのが理由です。12年目になります。

――今の職場に勤務しての感想を教えてください。

片見さん

今の職場ではデイサービス・有料老人ホームの担当をしているのですが、職員の皆さんもすごい個性豊かな人たちばかりで、利用者さんたちも温かい方たちばかりです。職員には私より年配の方も何人もいらっしゃるのですが、職種や年齢の垣根を越えて、本当にフレンドリーにアットホームに仕事ができています。仕事が大変だなと思ってもみんなで支え合えるので、この職場を選んで本当によかったなと思います。
また、子供との時間を大事にしたいという点で、今の職場は夜勤も電話番もないのですごく働きやすいなと思います。

栗田さん

始めた当初は、それまで介護経験がなかったので、今と全然違い、ご利用者様との接し方にも戸惑いましたね。
 また、同じご利用者様でも、体の状態によってその都度対応を変えなければいけないということに、自分の中で悩みました。
 でも、自分の介護によってご利用者様から感謝の言葉をいただいたり、笑顔を見せてくれた時などには、対応の仕方が良かったという反応ですので、私も嬉しくなりますね。

――どんな仕事ですか?

栗田さん

デイサービスで介護事業を担当しています。
ご利用者様の朝の送迎と施設への受け入れから、入浴や食事の介助やレクリエーションゲームなどで、日々の生活を楽しんでいただき、
夕方にはご利用者様それぞれのご自宅に無事に送り届けるのが主な仕事です。
 訪問介護の場合は、通院の介助やご自宅の掃除等も行います。
 私は、高校を卒業して1年ほど別の会社で仕事をしていましたが、転職して介護の仕事に就きました。

栗田さんの一日の流れ(介護士)
7:30出勤
8:00施設内の受け入れ準備
・使用機器の安全を確認
8:30利用者の送迎受け入れ
9:30健康チェック
13:00休憩(目安)お昼休み
・日により前後
14:00レクレーションなど
16:30業務終了 退社

――気を付けている点は?

栗田さん

ご利用者様は、高齢の方が多いので、どのどなたもが人生の先輩であるという気持ちを忘れないことです。
敬語を使った話し方などに気を付けて、常に先輩に接するような態度でいるということです。

仕事で喜びを感じるのは
どんなときですか?

片見さん

利用者さんの笑顔だったり、感謝の言葉だったりに喜びを感じます。

病院やクリニックではなかなか踏み込んだ会話をする余裕がなかったのですが、今の職場では「お前の声聞くと元気なる」など結構言ってくれる利用者さんもいて、そんなときはもうどんなに疲れてても「よし頑張るぞ!」と思います。

片見さん一日の流れ(看護師)
8:30出勤
・夜間の利用者さん(有料老人ホーム)の様子を確認
・申し送りノートの確認

他デイサービス利用者の送り出し
・有料老人ホームに入居していて、別のデイサービスへ通う利用者さんを送り出す
デイサービス利用者のバイタルサイン測定
・測定したデータはiPadに入力してシステムで共有
9:00看護業務
・処置や皮膚状態の観察
・排泄誘導・介助、臥床介助、陰部洗浄・おむつ交換
・デイサービス利用者の昼薬・点眼薬の確認
・入所者・お泊りデイサービス利用者の夜間と翌日の内服薬準備
(場合によっては軽体操・軽作業補助)
12:00昼食関連業務
・昼食介助・昼薬の服薬介助、口腔ケア介助、臥床介助
13:00休憩(目安)
・日により前後
14:00

15:00

16:00
看護業務
・離床介助、体温測定、レクレーション介助
・おやつ介助、排泄誘導・介助
・他デイサービスより戻る利用者の受け入れ
・バイタルサイン測定
・申し送り事項確認
(夜間の体調の変化について不安な点がある場合は、夜勤の介護職員と打ち合わせ)
17:30業務終了 退社

――仕事をして大変だと感じることはありますか?

片見さん

医師がいないというところです。体調の悪そうな利用者さんがいると、受診させるか様子を見るかの判断をしなければならないときがあります。
特に私が働き始めた頃は今よりも施設数が少なく、看護師も少なかったんです。なので、もう一人のパートの看護師さんが帰ってしまう夕方になると相談する相手がいなく、プレッシャーを感じていました。
そこは利用者さんの日頃の状態を見ながら考える難しいところで、今でもすごく悩むときもあります。日々利用者さんと向き合って観察しながら、自分でも研修・勉強会に出たり同じく看護師の姉に聞いたりして勉強しています。
今年は新型コロナの影響で面会を禁止にしているのも心苦しいのですが、玄関のガラス越しに顔を見せて、タブレットで声のやりとりをするというような形で、極力ご家族とのコミュニケーションをとれるような工夫をしています。

――これまでの勤務で、心に残っていることは何ですか?

片見さん

年に何回か、利用者さんの前で踊ったり歌ったりする余興をする時があるんですが、まだ勤めて1年もしないときに、わたしソーラン節を踊ったんです。そしたら、すごい強面の利用者さんがとても笑ってくれて、いつまでも「あのソーラン節いがったよ!」って言ってくれたのがすごく心に残っています。
業務としてだけでなく、利用者さんたちと一緒に楽しんで何かをやると、私も楽しいし利用者さんも楽しんでくれて本当にうれしいなと思います。

――後輩へのアドバイスをお願いします

栗田さん

待遇やマナーは、人と接する仕事全てにおいてとても重要ですが、すぐに身に付くものではありません。
若い頃から頃から気をつけて、習慣になるまで繰り返してみるのが良いと思います。
例えば、自宅の電話口での受け答えから気をつけてきちんと話してみる、そんな身近なところから始めてもいいと思いますよ。

――最後に一言お願いします!

片見さん

私自身子育て中で、上が6歳と下が3歳で子育て真っ最中なんですけど、その中でもほかの看護師、介護士、スタッフもみんなが協力してくれています。アットホームな感じとフレンドリーな感じで、すごい働きやすい環境だなと本当に思っているので、ぜひ一緒に働きましょう!

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